【導入事例】箱根ロープウェイ様「マル券くん(キャッシュレス)の導入」

2023.12.13

箱根ロープウェイ様では、2010年よりグッドフェローズのシステムをご活用いただいておりますが、新たにマルチペイメント自動券売機「マル券くん(キャッシュレス)」を2023年4月にご導入いただいております。
今回、導入経緯や活用方法についてお話を伺いました。

箱根ロープウェイ
箱根の空を満喫!早雲山から芦ノ湖畔の桃源台までの約4kmを約30分で結ぶ箱根ロープウェイ。
早雲山駅、桃源台駅では標高700m以上、大涌谷駅では標高1,044mもの高さがあり、富士山を眺めながら箱根の雄大な景色を楽しみいただけます。

「マル券くん(キャッシュレス)」導入事例インタビュー

箱根登山鉄道株式会社 索道部 加藤 祐志 様

2000年箱根ロープウェイ株式会社(現:箱根登山鉄道株式会社)に入社。
桃源台駅を始め、早雲山駅、大涌谷駅の駅業務を担当、2013年に運転指令所の運転指令業務を担当し、2018年索道部で営業担当として発券システムや精算業務の担当をしている。

「マル券くん(キャッシュレス)」導入前の問題・課題

コロナ禍前になりますが、ロープウェイ乗車券売り場に列ができることで大変混雑してしまうという問題がありました。

ロープウェイ乗車券の無人券売機はすでにあったのですが、現金のみの決済対応で、キャッシュレス決済で購入したいお客様は有人の窓口受付へ並ぶ必要がありました。

券売機でのキャッシュレス決済はお客様のニーズもありますし、何より世の中がキャッシュレスに向かっているので導入したいと考えていました。

「マル券くん(キャッシュレス)」導入

グッドフェローズのチケット発券管理システム「券作くん」は2010年に導入していて、有人の窓口受付で活用していました。

「マル券くんキャッシュレス」は現金決済はできませんが、その他のクレジットカード決済、QRコード決済、電子マネー決済が可能であり、券作くんとの連動が可能なため、業務の効率化にも繋がると導入が決定しました。

「マル券くん(キャッシュレス)」導入後の効果

「マル券くんキャッシュレス」の導入は新型コロナが5類感染症移行した時期で、お客様が戻りつつあって、一番いい時期だったように思います。
今は、お客様はかなり戻ってきました。最近はインバウンドのお客様が多くいらっしゃいます。

「マル券くんキャッシュレス」を導入したことにより、券売機利用の回転が速くなり列をなして並んでしまうといったことが無くなりました。特にQRコード決済はとても速く精算が行われます。

お客様利用の多い早雲山駅では、ほとんど券売機で対応ができるようになり、窓口受付にいらっしゃるお客様は減りました。

また、以前の券売機は現金のみの対応ということもあり、硬貨詰まりや紙幣詰まりがたびたび起こるので気にかけなければなりませんでしたが、その対応も減少しました。

現場からは導入して凄くよかったねという声が上がっています。

また、販売している乗車券を4駅のどこから乗っても片道1500円といったシンプルなものにしました。
販売券種は片道乗車券と往復乗車券の2種類しかありません。

そのため、お客様を待たせる時間がかなり減少しました。
券売機へお客様が並ぶことはありますが、直ぐに列は解消されます。

今後の方針

キャッシュレスで乗車券が買えるという事の認知度を上げたいです。
海外の方は日本円に両替をしてくるので、乗車券購入に現金を選択されることが多く、キャッシュレス対応を行っていることの認知度を上げることで、より「マル券くんキャッシュレス」の利用率を高めていきたいと考えています。

それと、グッドフェローズのチケット施設向けBIツール「スマ券Navi」に期待をしています。
次のフェーズは分析だと考えていますし、箱根ロープウェイでは諸事情で集計速報を手集計で行っていますが、この作業を自動化できたらとても業務が簡略化できるのではと考えています。

「導入してよかった」と現場からの声がとてもうれしく、励みに感じました。
チケット施設向けBIツール「スマ券Navi」は現在(2023年11月)開発中ではありますが、業務へ貢献できるものになればと考えています。
このたびは、ご協力ありがとうございました。

導入システムについて

マル券くん
マルチペイメント自動券売機
キャッシュレス決済対応のタッチパネル式券売機です。「券作くん」とデータ連動しているので、チケットの登録や販売実績の集計が楽に行えます。
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GFのシステム連携
チケットの事前販売から入場、退場、売上の一元管理まで、集客施設様の営業管理業務をカバーすることが可能です。
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