観光施設のDX化について

2024.08.28

Profile

グッドフェローズ 顧問
グッドフェローズJTB 代表取締役副社長 酒見重範

1978年(昭和53年)東武鉄道入社。駅員、電車の車掌を経験後、スキー場リゾート開発、百貨店増床プロジェクト、ホテル総支配人を経て東武ホテルマネジメント社長、東京スカイツリー社長を歴任。2021年グッドフェローズに顧問として入社。2024年4月からグッドフェローズJTB代表取締役副社長に就任。

グッドフェローズとの縁

私と磯部社長との縁は偶然によるものでした。

グッドフェローズの磯部社長とお会いしたのは2016年で、当時私は東武鉄道で駅員や列車の車掌の経験を経て、東武タワースカイツリー株式会社の社長を務めていました。
すでにグッドフェローズのシステムは東京スカイツリーに導入されていましたが、磯部社長との直接的な面識はそれまでありませんでした。

とある企業イベントの食事会で隣の席になり、その際の会話で磯部社長が偶然にも山口県下関市小月町という小さな町の幼稚園の後輩だったという事が分かりました。

その縁で2021年より、新たなチャレンジとしてグッドフェローズで仕事を始め、今年の4月からはグッドフェローズJTBに出向のうえ、副社長として就任しました。

69歳という年齢ですが、これまでの経験や人脈が入場券システムの拡充に役立っています。
今、やりがいを感じながら新しい役割に取り組んでいます。

観光地施設、レジャー施設のDX化の重要性

今後の日本は観光立国として成長し、ますますインバウンド客を迎えるためにも、より顧客の利便性の向上が重要になります。
しかし、人口減少もあり人材不足といった問題が起きています。

運用を効率化し省人・省力化で人材不足を補い、さらにお客様に対しチケット購入から入場までをシームレスにストレスなくご利用いただくためにも、業務のDX化は非常に重要な要素となります。

私が就任していた際の東京スカイツリーでは年間500万人近いお客様にご来場いただいていましたが、チケット購入やエレベータへの長い待ち時間が問題となっていました。
そのため、2019年にチケット販売プラットフォーム「チケットHUB」を導入し、海外OTAを通じたチケット販売やWEB販売による事前販売などで入場管理の改善に努めました。

グッドフェローズで仕事を始めてからは、様々な施設様に関わる事ができました。

スキー場において、日本のスキー人口はレジャーの多様化や少子高齢化の影響で減少している一方で、海外のスキーヤーからの人気が高まっており、特に「JAPOW・ジャパウ」として知られる日本のパウダースノーはブランド化しつつあります。
この動向を受けて、スキー場では入場ゲートの導入やリフト券のWeb販売など、省力化と効率化を進めています。

私たちが取り扱っているチケット販売とSKIDATA製のゲートとの連携やWebチケット販売サービスの「Webket」などの導入により、スキー場の運用がよりスムーズに便利になり、業界全体の発展に貢献していると自負しています。

グッドフェローズは今後も、観光施設やスキー場のDX化を推進し、日本の観光業界の成長に寄与していきます。

業務についての最新情報やさらに詳しい内容については、随時ブログでご紹介していきますので、お楽しみに!