【導入事例】海遊館様 「『日時指定券』『共通券』導入」(チケットHUB®)

2022.07.26

海遊館様では、様々なグッドフェローズのシステムをご活用いただいております。
その中で、『日時指定券』での販売を非常に上手く活用されています。今回は、『日時指定券』を活用した運営と新しくはじめられた『共通券』についてお話を伺いました。

チケットHUB®とは
チケット施設様(テーマパーク、水族館、スキー場、博物館、美術館、展望施設、遊園地、プール、庭園、ロープウェイ、プラネタリウム、動物園など)とチケット販売業者様(セラー)を結ぶプラットフォームです。
Web API接続により、チケットを流通させることで、チケット販売の幅を広げます。
Webket®とは
グッドフェローズが運営するオンラインチケットストアです。施設様のオフィシャルHPに「Webket」販売ページをリンクさせることで、短期間でオンラインによるチケット販売の仕組みが構築できます。
海遊館
太平洋を取り囲む自然環境をめぐる旅
太平洋をめぐる2つの環。ひとつは「リング・オブ・ファイア」。
今も活動する火山が環のように連なることから環太平洋火山帯と呼ばれています。
もうひとつは「リング・オブ・ライフ」。火山の活動によって大地が動き、さまざまな自然環境がつくられた結果、そこには多くの生き物が暮らすようになりました。
豊かな生命のつながりは、環太平洋生命帯と呼ばれています。
海遊館は、太平洋とそれを取り囲むたくさんの自然環境と生き物たちの暮らしをお伝えします。

『日時指定券』『共通券』導入事例インタビュー

株式会社 海遊館
営業部 運営チーム サブマネージャー 厚海 昭二(あつみ しょうじ)様

2010年入社、入館システムや運営全般を担当。

導入前の問題・課題

海遊館の課題として、館内の道のりが一方通行のため、お客様が入れば入るほど観覧する環境が悪くなってしまい、せっかく入館したのに人が多く水槽が見えにくくなることがありました。
どの時間に入ってもだいたい同じくらいの滞留者にし、環境を良くしたいと考え、整理券を配って時間ごとに入館者数を制限していました。

また、他施設との企画で共同のチケット販売をする際、以前は「券作くん」で利用可能な施設の預託券(事前販売チケット)をそれぞれ発券しておいて、それを窓口でお客様に販売したり、相手先の施設へお渡ししたりしていました。
ですので、年間で預託券の発券が数万枚にのぼり、相手先にお渡しする枚数も管理をしなければならないので、作業とリスクが多くありました。

導入の経緯

2年ほど前にゲートのカスタマイズを行っています。
自動ゲートからPCゲートに変更しました。

「券作くん」導入時はWebチケット販売は3、4%ほどで、ほとんどが窓口での紙チケット販売でした。ゲートは自動ゲートを使用し、紙チケットに印字されているQRコードをお客様自身でかざすというやり方を行っていました。

しかし、Webチケットの販売が10%、20%と増えていった時、お客様がスマートフォンを自動ゲートにかざすことに問題が起きました。スマートフォンを裏返す際に画面が横になってしまったり、QRコードの位置が分からず、上手くかざせなかったりということが多発してしまったのです。

GFに相談したところPCゲートを紹介してもらいました。
お客様が提示したQRコードをスタッフがハンディーで読み取るという方法を取ったのです。
PCの画面でも入場数の確認ができます。

ただ、それだけを理由に機器の変更はできません。
現状の滞留者数に15分ごとの入場者数を加えることで、改札でも館内滞留数を確認することができるようにしました。

『日時指定券』導入の経緯

改札での入館人数確認と合わせてWebチケットストアの「Webket」で『日時指定券』を販売し、窓口の「券作くん」で当日の『時間指定券』を販売しています。

『共通券』導入の経緯

コロナ禍により海遊館では時間指定を採用していますが、他施設との企画ではその施設にもチケットを置くため、従来の預託券では時間指定ができませんでした。そのため、お客様には預託券を購入してから海遊館の窓口で時間指定券に引き換えるといった二度手間をおかけしていましたが、「チケットHUB」の『共通券』なら解決できるということで導入に至りました。

ー現在は「チケットHUB」の『発券管理』という機能で、預託券の日時指定券の発行が可能になっていますー

導入後の効果

グッドフェローズの「チケットHUB」は以前から導入していました。コロナ禍前のことになりますが、海外OTA企業と接続したことでインバウンドのお客様がどんどん増えてきました。今までは紙の観光券を発行し、持ってきていただいたチケットを窓口で読み取り、入場チケットを発券していたのですが、「チケットHUB」になったことで、QRコード付のチケットが発行できるようになり、お客様は窓口に並ばずに直接改札から入場できるので、便利になりました。インバウンドの方にも好評でした。

『日時指定券』導入後の効果

コロナ禍になる数か月前より、Webによる事前販売『日時指定券』の導入が決定し動いていました。今、インバウンドのお客様は減ってしまいましたが、国内のお客様にWebで『日時指定券』を購入していただいています。約1割から3割がWebでの売り上げです。大型の3連休になれば4割近くになります。

事前に販売数が分かるので、Web販売数が2割として窓口購入の来客数はだいたいこのくらいだな、と予想ができ便利です。
改札で入館人数の管理ができているので、現場での状況に合わせた判断で変更ができるようになりました。

また、窓口購入の列を軽減させることが出来ました。
列ができると管理のために係員を置き、人件費が発生します。夏ですと炎天下の中で並び、具合が悪くなるお客様もいらっしゃいます。
Web販売なら、お客様は並ぶことなく指定時間に改札にいらしていただければ入場できます。入場時間までの待ち時間は飲食や買い物を楽しんでいただけます。

窓口の列を見てその場でWeb購入をするお客様も多くいらっしゃいます。

『共通券』導入後の効果

「チケットHUB」の『共通券』機能により、預託券を発券せずにWeb上での事前販売を可能にしました。もちろん日時指定券です。
一番のメリットは、相手先にチケットの在庫を置かなくてもよくなり、内部作業が軽減されたことです。

まだまだ、始めたばかりで事前販売のWeb購入より窓口での購入が多いですが、Web購入のお客様はダイレクトインができ、利便性の向上に繋がっています。

今後の展望

今はコロナ禍ということもあり、事前販売は10日前からといった短い期間でWebチケット販売をしていますが、将来は1ヶ月以上前から販売したいと考えています。

インバウンドに関しても、復活してくる前に準備をしておいて、直ぐに受け入れられる状態にしておきたいです。

さらに、「Webket」で日時指定券のキャンセルだけでなく、時間変更がお客様自身でできるといいですね。今は日時の変更をする際はキャンセルして新しく購入をしないといけません。変更ができればもっと利便性が上がるのではないかと思います。

『共通券』はまだ始めたばかりですが、非常に便利です。
チケットを複数持つ必要がなく、QRコード一つでよいので、お客様の利便性も上がっていると思います。

「チケットHUB」システムで事前の販売数が分かりますし、どれだけ売れたか分かれば、どれだけ人が来るのかというのが分ります。
今は観光クルーズ船のサンタマリアさんとの連携のみですが、今後は天保山ハーバービレッジ内の色々な施設と連携して、『共通券』を拡大できればと考えています。

GF社と色々な情報交換し、使いやすいようなシステムの提案をいただくことができ、大変助かっています。

海遊館様は「チケットHUB」「Webket」「券作くん」「ゲートシステム」を本当に上手にご活用されています。
このたびは、ご協力ありがとうございました。

導入システムについて

チケットHUB®
様々なチケット施設様と各種トラベルエージェント等オムニチャネルを繋げたチケット流通プラットフォームです。
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オンラインチケットストアの仕組みが、短期間で簡単に構築できる集客施設様向けのオンラインサービスです。
GREENIA様入場チケットWeb販売(https://webket.jp/pc/ticket/index?fc=51202&ac=9000)
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スキー場、遊園地、水族館など、集客施設様の入場券や利用券を間単に発行できる窓口発券POSのパッケージシステムです。様々なチケット施設様の運用に対応できる汎用性も備えております。
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