JST未来社会創造事業のCMPaaS共同研究で論文「Ticketing and Crowd Management System for Attraction Facilities: An Aquarium Case Study」を掲載しました

2024.04.15

集客施設向けのチケット発券システム「券作くん」を中心としたチケット運用のシステムやチケット流通サービスを提供する株式会社グッドフェローズ(本社:東京都武蔵野市、代表取締役社長:磯部昌美)は、Journal of Disaster Research (JDR) のジャーナルにJST未来社会創造事業の一環であるCMPaaS共同研究の論文「Ticketing and Crowd Management System for Attraction Facilities: An Aquarium Case Study」を掲載したことをお知らせいたします。

CMPaaS共同研究は2020年4月より、東大の西成教授を中心とし、グッドフェローズを含めた3大学、4企業の各チームが共同で群集マネジメントについて研究を進めているもので、個人及びグループの属性に適応する群集制御といった人の流れの滞留発生メカニズムの解明や、効果的に人の流れを誘導する手法の確立を目指しています。

JST未来社会創造事業 CMPaaS共同研究
「個人及びグループの属性に適応する群集制御」
(https://www.jst.go.jp/mirai/jp/program/safe-secure/JPMJMI20D1.html)

論文について

テーマ
Ticketing and Crowd Management System for Attraction Facilities: An Aquarium Case Study
発行
株式会社グッドフェローズ
発行日
2024年4月1日
要旨
海遊館は、大阪に所在する日本有数規模の屋内型水族館である。本ペーパー前半では、海遊館内の混雑を解消するため、入場券に指定される入場時刻の間隔を調整し、またバリアブルプライシングを導入して、入場状況をコントロールする試みについて報告する。海遊館における入場時刻の間隔は、15分間隔とする場合がもっともオペレーション上有利であることがわかった。また、バリアブルプライシングによる行動変容効果は、日別の価格変化よりも、時間帯別の価格変化の方が効果的であった。後半では、海遊館の入場券の前売販売状況から、当日の入場者数を予測する手法について報告する。Holt-Winters 法との比較では、連休や学校の長期休業シーズンなどにおいても安定した予測精度を確保できた。

会社概要

・会社名:株式会社グッドフェローズ
・代表者:代表取締役社長 磯部昌美
・設立:平成3年(1991年)3月
・資本金:2,000万円
・従業員数:97名(2024年4月1日現在/役員除く)

グッドフェローズの研究参加の経緯と論文発行のありがたき

代表取締役社長 磯部昌美

グッドフェローズは、自社企画のプロダクツを開発してきましたが研究開発型の企業までとは言えませんでした。
しかし、長期に業界のトップ企業としてリードして行く為には、研究開発は欠かせないと考えています。

群集マネジメントの最先端を担う先端科学技術研究センターの西成 活裕 教授と知己を得たことで、2017年5月に東大・社会連携講座の群集マネジメント研究会が発足し、グッドフェローズは事務局を担い、研究企業メンバーとしてチケット施設の混雑緩和というテーマで研究に参加しました。

2020年4月より、群集マネジメント研究会の発展的解消の形で、JST共同研究が開始されています。
これは、JST未来社会創造事業の個人及びグループの属性に適応する群集制御というテーマで、安心、安全な社会基盤(プラットフォーム)の実現を目指す研究です。

研究の成果として、大学の教授等メンバーは各人最低1本以上、企業チームはチームで1本以上の論文を提出する事となっています。

グッドフェローズはサブプロジェクトテーマとして、海遊館様の入場予約、来場予測、バリアブルプライシング等の研究をしています。

このたび、JST・東大の西成教授とのCMPaaS共同研究の中の一つの大きな課題の論文が、JDRというジャーナルに掲載されました。
このような世界に通じる論文の発行に携われたことを、とてもありがたく思っております。

是非一度、論文を読んでみてください。

論文はこちら(https://www.fujipress.jp/jdr/dr/dsstr001900020303/)

群集マネジメント、レベニューマネジメント、チケット施設の最高のサービスを、実現、支援する為のICTシステム開発がグッドフェローズの目指すところです。

グッドフェローズは研究所は持っていませんが、全社員が常に現場の”困ったな”を観察、発見し、それらを解決するソリューション開発者であって欲しいと考えています。

Amazon社は、No Pain No Gain をモットーにソリューションを開発して来たそうです。
我々も、施設様やゲストの面倒や困ったなを解決して、無くてはならないソリューション企業になり続けていきたいと考えています。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社グッドフェローズ
営業企画部
TEL:0422-27-8701(代表)
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