2022新年のご挨拶

2022.01.07

Profile

代表取締役社長 磯部 昌美

1990年スキー場のリフト券発券システム「券作くん」を開発し導入。1991年に株式会社グッドフェローズを創業。

2022新年挨拶

2022年、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申しげます。

オミクロン株をクリスマスプレゼントと言った学者が居たそうです。罹りやすいけど重症化せず、風邪程度の症状で集団免疫が得られて、近々コロナ禍も終息して行くという嬉しい説です。その真偽はまだ未明ですが、感染者が徐々に増加傾向にあるのは間違いなく、第6波と呼ばれる日が来る気配もあり、もう暫く油断はできません。

昨年は緊急事態宣言と蔓延防止期間の連続で、2021年9月30日に緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が解除されるまで、何も発出されていない日は28日間しかなかったそうです。

チケット施設は閉鎖や開園・開館できても人数制限を受け、ただでさえ景気や天候に左右される不安定なビジネスなのに、更に追い打ちを掛けられるという厳しい結果となってしまいました。

しかし、明けない夜はない。春の来ない冬はないの例えの如く、必ず終息する日が来ます。

一昨年からJTB様と始めたチケットHUBを活用したチケット流通プラットフォーム事業が、12月はコロナ前のピークの倍に迫る勢いとなりました。これは真に「ありがたき」ことです。
人は長期間じっとして居られず、堪らず動き始めたという感じです。1年前にGo Toトラベルで日本中がリベンジ消費で賑わいましたが、この年末は、大規模施策を待たずに動き始めたようです。

箱根駅伝のゴール付近で応援する人々の混雑や、初詣の参拝風景も、テレビで見る限りコロナ禍前と変わらぬ大賑わいでした。ただ異なるのは、全員がマスクを付けているという事だけでしょうか。コロナと共存していくという事は、こういうことだったのかも知れません。

2021年の良かった事、良くなかった事

2021年を振り返ると、良い事、残念だった事色々ありましたが、ちょっと良い事が多かった気がします。

良かった事は、個人的な事ですが、腰椎脊柱管狭窄症の手術で痛みが取れて、薬なしの生活が送れるようになった事です。もう一つ、これも個人的な事ですが、故郷下関の水族館のシステムコンペに採用されてPJが進んでいる事です。30年以上もチケット施設のビジネスをやって来て、出身地に何の貢献もできていない事に忸怩たる思いがありましたが、これで漸く実現、満足頂けるシステムにしたいと考えています。

会社的に良かった事は、沢山の新しい仲間が増えた事です。また、信頼できるビジネスパートナーも増加し絆が強くなりました。

逆に良くなかった事は、やはりコロナ禍で社員や仲間との交流機会がほとんど持てなかった事がとても残念でした。また、エンタープライズシステムの新商品開発やスマ券Navi等の新サービス開発が思うように進まず、力を出しきれなかった事が悔やまれます。

2022年の抱負

さて、2022年の抱負ですが、コロナ禍であまり訪問できていないユーザー様にこまめに足を運んでいろいろご意見を伺って、新サービスの開発の原動力とさせて頂く事です。昨年は、少ないながらもいくつかのチケット施設トップとお話しさせて頂き、気付きと励まし、インスピレーションを頂きました

今年は、もっと多くの施設様に伺い、With コロナの時代にふさわしい、新しいシステムモデルを模索したいと考えています。

エンタープライズシステムについては、これまで建屋内に設置していたサーバーをクラウド(AWS)に設置して館内をサーバーレスにして管理手間から開放、クラウド上にマスターデータ、トランザクションデータ、集計データ、そして分析用のデータまで一元管理できるようなったのは、ユーザー様の決断に支えられて一歩前進できました。

スマ券Naviも、汎用サービスにはまだ届きませんが、定期的にデータが自動更新されて、ダッシュボードに刻々と変わる結果が表示されるところまで進んでいますので、もう一歩というところに来ています。また、AIを活用した来場予測にも取り組んでいますので、今年中にはVer1.0をご覧頂けるようにしていきたい考えです。

Withコロナの時代も、人手不足はしばらく続くと思われ、窓口発券機「券作くん」からマルチペイメント自動券売機「マル券くん」への移行が急速に進みそうです。有人対応から無人対応への大転換が始まっていますので、更なる機能強化を継続する予定です。

また、JTB社だけでなく、他の分野のビジネスパートナーとも協力して、大型プロジェクトを推進していけたらと願っています。コロナ禍だからというのは、もはや言い訳にはなりません。

コロナ禍にも負けないチケット施設に多くのゲストを集客できるようシステムで支援させて頂くのがグッドフェローズに課せられた使命です。

本年もどうぞグッドフェローズにご期待下さい。

更に精進をして参りますので、ご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。