
Profile
取締役 営業部 部長 三木 英治
学生時代、スキーノルディックコンバインド(スキージャンプ、クロスカントリー)の全日本強化選手として活躍、1994年大学卒業後、アパレル関係の営業を経験し、2001年グッドフェローズに入社。営業部へ配属され数々の集客施設様へのシステム導入を経験。その後、営業企画部を経て現在は取締役 営業部 部長
グッドフェローズでは、チームビルディングと食の大切さを学ぶ機会として、群馬県の休耕田を活用した有志による「米作り体験」を毎年実施しています。
農家の管理者様のご指導のもと、参加希望の社員やその家族が春から秋にかけて4回にわたる作業に挑戦。普段接する機会の少ない社員同士の交流や部署を超えたつながりが生まれる場となっています。
昨年は玄米で約159kgの収穫量となり、食味値(お米のおいしさを評価する数値)で 100点満点中92点でした。80点以上が優良米といわれるため大変うま味のあるお米が育ちました。
収穫したお米は参加者に参加回数に合わせて配分していて、昨年最も多くもらった社員は約30kgを持ち帰りました。
自然と向き合う第一歩| 5月の田植え
5月、群馬の山々に新緑が広がる季節に田植えを行います。普段はパソコンに向かっていることが多い社員にとって、太陽の下で田んぼの泥にまみれながらの田植えは新鮮な体験でしょう。一本一本、苗を植える地道な作業を通して、自然のリズムや命の芽吹きを感じる貴重な時間です。

忍耐とチームワークを育む| 7月の草刈り
7月には、田んぼの周りに生えた雑草を刈る作業を行います。照りつける日差しの中、汗だくで取り組む草刈りは、決して楽な作業ではありませんが、害虫の住み家になる雑草を放置するとお米の収穫や品質に影響を与えてしまったり、秋の収穫作業がしにくくなったりするので、米作りの大切な工程です。
参加した社員同士で声をかけ合い、助け合いながら進めることで、自然とチームワークも深まっていくようです。

実りへの期待が高まる| 9月の稲刈り
9月になると、田んぼ一面が黄金色に染まり、いよいよ収穫のとき。自分たちで植えた稲がしっかり実っている様子に、感動と誇らしさを感じずにはいられません。
稲刈りの後ははさがけ作業です。稲の束を逆さにして天日にさらし乾燥させます。ここまでで次回の脱穀に向けた準備ができました。

努力の結晶を分かち合う| 10月の脱穀
10月ともなると風や空の色に初秋を感じるようになります。
刈り取ってしっかりと乾燥させた稲を脱穀すると、ついにお米としての姿に!4回にわたって米作りの工程を体験したことで、一粒のお米のありがたみを身にしみて感じます。
農作業の後は、互いの労をねぎらいながら自然の中でBBQを楽しむ時間を設け、心も体もリフレッシュ。地元で採れた野菜や食材を囲みながら、できたてのごはんを食べるのは、格別なひとときではないでしょうか。

お米の価値を考えるきっかけに
近年はお米の価格高騰も話題となっており、改めて「米作りは簡単ではない」という現実を実感します。大量生産や機械化が進んでいるとはいえ、自然と向き合いながら育てていく手間と時間は変わりません。
水稲農家はここ15年で半減している統計もあり、農家の方々のご尽力に感謝するとともに、私たち自身も食の価値を見直す良い機会にしていきたいと思っています。
最後に、田んぼをお貸しくださった田主様、日々の管理とご指導をいただいた管理者様に心より感謝申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。