ありがたきマル券くん、マル券くんは券作くんの子機

2024.05.15

Profile

代表取締役社長 磯部 昌美

1990年スキー場のリフト券発券システム「券作くん」を開発し導入。1991年に株式会社グッドフェローズを創業。

1年前にもマル券くんの話題を取り上げましたが、マル券くんへのニーズが高まって来ている為、再度マル券くんと券作くんの関係、券作くんがセンターコントローラー(中央司令塔)だという事をお伝えしたいと思います。

センターコントローラー「券作くんマスタ機」

マル券くんの正式名称は、マルチペイメント自動券売機「マル券くん」ですが、窓口発券機「券作くん」のソフトメーカーであるグッドフェローズが開発した自動券売機は、従来の自動券売機とは、コンセプトも機能も使い勝手も全く異なります。

マル券くんは、券作くんの子機となっている為、単独では何もできない仕様となっています。

券作くんのマスタ機で、マスタ登録したものがマル券くんに反映される仕組みの為、券作くんの子機と同様な位置づけです。
券作くんは、オペレータ(操作者)の操作を前提に開発されていますが、マル券くんは、ゲスト自身が操作してチケットを購入して頂く仕組みなので、券売機というよりセルフ券買機と言えます。

チケット流通プラットフォームのチケットHUB、施設様のオフィシャルHP(ホームページ)にリンクしてチケットを販売するWebketも、券作くんマスタ機で登録した券種マスタデータが、そのままチケットHUB、Webketに連携される仕組みになっています。

もう、お分かりと思いますが、券作くんマスタ機が全てのチケット販売ウィンドゥのセンターコントローラーになっています。

窓口でのチケット販売は券作くん子機で、ゲスト自身でのセルフ購入はマル券くんで、HPのWebチケットストアでの事前購入はWebketで、施設とチケット販売契約したホテルや旅行案内所等でのチケット販売はHUBパートナー発券で、そしてJTB社の他世界中のチケットセラーのチケット販売は、チケットHUBのAPI接続でマスタデータが連携されています。

全てのウィンドウ、セラーの販売マスタコントロールが券作くんマスタ機で可能になっています。
それだけでなく、各システムの販売伝票もほぼ同様のフォームになっている為、販売トランザクションデータを集計して日計表や営業日報を作成するのも券作くんの基本フォームとなっています。

GFとしては、チケット施設様の窓口販売も、自動券売機販売も、Web販売も、HUBパートナー発券販売も、API接続セラー販売も、全て券作くんで一度登録するだけで、あらゆるチャネル、セラー、ウィンドウでチケット販売できるようしたいという思いから、このような仕組みを作っています。

高まるマル券くんのニーズ

自動券売機メーカー様の思考とは全く異なる発想で開発されたセルフ券買機であるという事がご理解頂けたかと思います。

そのマル券くんのニーズが大変な勢いで高まって来ています。

その為、GFで長年言い続けてきたWebに寄せて、自動機に寄せて省人省力運営を実現、推進する施設様が増えてきています。

その結果、例えば、券作くん10台を設置していたチケット販売窓口も、WebketやチケットHUBセラーで事前販売する為施設販売は半分程度になり、窓口販売用の券作くんは2台、マル券くんが窓口付近に3台での販売体制に変更されています。

サービスレベルは落とさず、委託先を活用したプロモーションチケットの扱いもなくさず、10人のチケット販売係員が2名にまで削減でき、省人省力運営を実現します。

マル券くんは、Web販売したチケットのピックアップも可能となっていますし、個券管理されたクーポン券利用も可能となっていますので、自動券売機は定価チケット販売のみ、プロモーションチケット販売は窓口の券作くんでという構図から、定価販売もプロモーション割引きも売掛け販売なども大半はマル券くんで実施という形になって来ています。
マル券くんのご指名買いは大変ありがたい事と心から感謝しております。

マル券くんのマルチペイメント決済端末もUPT1000からVerifoneにアップグレードし、安定した高速処理が可能になっています。

券作くんメーカーが窓口10台市場を2台市場にシュリンクを主導したという事は、悩ましい事ではありますが、施設様の立場に立てば、省人、省力運営実現は喫緊の課題となっている為、今後も更に機能充実、使い勝手向上をに努め、安心してチケット販売をお任せ頂けるマル券くんに成長させて行きたいと思っています。

今後とも、マル券くんをよろしくお願い申し上げます。