マル券くんによる人員不足解消と省力化

2024.02.29

Profile

取締役 営業部 部長 三木 英治

学生時代、スキーノルディックコンバインド(スキージャンプ、クロスカントリー)の全日本強化選手として活躍、1994年大学卒業後、アパレル関係の営業を経験し、2001年グッドフェローズに入社。営業部へ配属され数々の集客施設様へのシステム導入を経験。その後、営業企画部を経て現在は取締役 営業部 部長

コロナ禍の収束から人の外出が増え始め、今では国内だけでなくインバウンド観光客の増加により、オーバーツーリズムと言われるほど人の流れが活性化している状況です。

これはとても喜ばしい事ではありますが、コロナ禍前から課題とされてきた、従業員の高齢化と人員不足という大きな課題に直面している施設様も少なくありません。

この施設様の課題解決の求めに対し、当社は窓口発券システム『券作くん』をベースとしたチケット販売業務システムを施設様に導入いただき、バックヤード業務の効率化を図り省力化を実現することで人員不足の解消をお手伝いするといったご提案をしてきました。

しかし、人員不足はさらに進み、窓口業務の人員確保も難しく窓口業務以外のスタッフへの負担も大きくなるといった施設様が徐々に増えてきました。

この課題解決策のひとつとして、グッドフェローズがコロナ禍前より開発を進めていたマルチペイメント券売機『マル券くん』が以前にもまして注目を浴びるようになりました。

『マル券くん』は窓口業務を自動化(オートメーション化)できないかといった発想から生まれたもので、オートメーション化による省人化で、人員不足解消の手助けを目的としています。

当日券の販売以外にも、割引券(委託券)や時間指定券(プログラム券)などの通常の券売機では販売が難しかったチケットの取り扱いや、Web販売などの前売りチケットを入場券へ交換することができます。
決済方法は現金支払い、クレジットカード決済、QR決済、電子マネー決済とマルチペイメント仕様になっています。

今まで窓口で対応していたオペレーションを自動券売機に任せてしまおうといった試みです。
実際に窓口業務に対応する人員削減や、閑散時間では窓口を閉鎖して『マル券くん』だけを稼働させるといった運用をされている事例があります。

また、インバウンドのお客様への対応として、マル券くんでは5か国語の言語に対応出来る他、OTA各社で事前に販売したチケットの引換えも出来るため、インバウンドのお客様対応の窓口業務負担の軽減も期待できます。

コロナ禍前以上に人員不足が深刻化している今、『マル券くん』は施設様のチケット販売業務の主役として活躍しています。

当社は、今後もこのような社会環境によって変化する施設様からの要求をキャッチし、施設運用にしっかり寄り添ったシステム開発、システム提供をしていきたいと考えています。