コロナ禍終息のありがたき

2023.05.10

Profile

代表取締役社長 磯部 昌美

1990年スキー場のリフト券発券システム「券作くん」を開発し導入。1991年に株式会社グッドフェローズを創業。

「世界保健機関(WHO)は5日、新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言を終了すると発表した。ワクチンの普及などで死者数が大幅に減ったためで、2020年1月末に始まった緊急事態は3年3カ月で終了を迎えた。今後もワクチン接種などの感染対策を通じた共存が課題となる。」
とのニュースが発表されました。

令和5年5月8日より、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の取扱いを5類に変更する旨の決定がなされていますので、いよいよコロナ禍終息と言っても過言ではないでしょう。

2023年のGWが終わりました。

昨年、3年ぶりの制限のないGWという枕ことばが起点で人流が回復基調に移行しました。
今年、入込み人数が、コロナ禍前の2019年を上回った施設もあったようです。
GFのチケットHUB、Webketのチケット流通実績データも、5/3~5/5は好天にも恵まれた為か、連日の凄まじいとも言える好成績でした。
本当にありがたい事です。

1対3対5の法則が何だか分かりますか?

これはあくまでも私見ですが、平日1、休日3、特別日5の割合で、チケット施設の入込には1対3対5の法則があると、様々なチケット施設の運営システム、実績報を見て経験的にそう考えてきました。
平日に1,000人の来場があるチケット施設は、土日はその3倍の3,000人、GWのような連休等特別日は5倍の5,000人程度の来場が見込まれるという事です。

大抵の人が普段仕事や学業に縛られている為、なかなかチケット施設に出かける事が出来ません。
もちろん平日休みや有休などありますから、平日も一定程度の人流はあります。
土日になれば職場も学校も休みとなり人流も3倍程度に膨れ上がり、GW等の連休は待ちに待った遠出もできたりして5倍程度に増大すると考えられます。

当然ながら、天候や気温、選挙等のイベントや学校行事等の影響を強く受ける為全て計算通りに動く訳ではありませんが、スキー場も、展望台も遊園地も水族館も、美術館も博物館も一年にわたってほぼ同じような傾向を示すという事は、カレンダーによってレジャー人流の増減が決まって来るのではないかと思います。
カレンダーと人流の間には因果関係とまでは言えなくても、強い相関関係があると考えています。

GFでは、12時間365日でシステムサポートを実施させて頂いています。

年間365日無休で朝9時~夜9時まで、数人が会社に出勤してサポート業務をさせて頂いています。
カスタマサービス部門のシステムサポート部隊とクラウドサービス部門のコールセンター部隊です。
他に、営業部門やシステム開発部門、スタッフ部門から応援に出動する事もあります。緊急を要するトラブル対処の場合は、休日でも社員へ支給している携帯電話に相談電話をかけて解決の支援を仰ぐ事もあります。

午前、午後、そして夜間と、各部が協力して体制を組んでサポートに当たる訳ですが、GWのような長期連休はいつも以上の人数を編成して手厚い体制で臨みました。
このGWはありがたい事に、大きなトラブルも無く問合せが集中する時間帯も少なかったです。
どこのチケット施設様も混雑でごった返しのような状態になったのではないでしょうか?

インバウンド観光客の急増にも驚かされますね。

2025大阪・関西万博が2025/4/13開幕ですから、既に2年を切ってより現実感が増して来ました。
中国政府も中国館設置を正式発表しましたので、日本の観光立国から観光大国への道筋が再度開けて来たように思います。中国大陸からのインバウンド観光客が回帰して来たら更に増加しそうです。

GFのチケット流通ビジネス、チケット施設運営支援システムビジネスは、既に日本のチケット施設ビジネスを支える社会インフラの一部となっていると考えています。
それだけ大きな期待を頂いている事に感謝し、更なる精進、改善のPDCAサイクルを廻し、自信をもって仕事にあたって行きたいと思います。

次は、海の日の三連休、そして夏休み、お盆の帰省ラッシュと大混雑日は続きます。