発熱外来のありがたき

2022.03.14

Profile

代表取締役社長 磯部 昌美

1990年スキー場のリフト券発券システム「券作くん」を開発し導入。1991年に株式会社グッドフェローズを創業。

熱が出たからと言って、発熱外来を受け付けてくれる病院が近所になく、探すのに苦労しました。直接、病院に電話するより行政の相談窓口に問い合わせて、的確な回答を得てから病院に予約電話を入れた方が、無駄な手間がないようです。
一般外来の診察を終えて、休み時間に対応して診てくれたお医者様には、感謝の気持ちでいっぱいです。

それにしても、まさか、自身が感染するとは想像していませんでした。(感染した人の大半がそういう思いだと想像します)

以前は、制限人数以内、20時までの制限の中で居酒屋に入って、大声で話す団体の近くの席になって、ひょっとしてあの中に感染者が居たら感染ったりしないかと不安に思う場面もありましたが、まん延防止等重点措置発令以降ここ最近は、そんな場面もなく、普通に感染防止に努めていました。

2/26(土)は、まったく普通に健康で、前日から車で移動し来ていたセカンドルームで朝から、パソコン仕事に集中し、午後にはマンション附属のプールに1時間半ほど泳いで、近くのスーバーで食料品を買ってと、いつものようにひとりで快適に過ごしていました。

それが、夜中からちょっと変調が来て、3時くらいに目が覚めてそれから少しずつ悪寒がして、風邪でも引いたかなーと思っていました。3時以降は、うとうとするだけで深い眠りに落ちることはなく、朝7時頃に起き上がって、ちょっと体調がおかしい、熱を測ってみると37.5℃とコロナ判定の体温測定のしきい値の値が出ました。ちょっと、まずいと思い、いつもより早めに帰宅する事にしました。

18時過ぎに自宅に到着して体温を測ると38.1℃に上がっていました。やはり、風邪か?それともオミクロン?または、インフルエンザ?

自宅に奥さんが用心して買い置きしていた抗原検査キットあるけどと言うので、やってみるとくっきりと「陰性」の判定。うーん、コロナじゃないみたい。インフルは、年末にワクチン接種したから、きっと風邪だろうという事に落ち着きました。

翌日、2/28、月曜日は予定びっしりで、夕刻には飛行機で北九州に移動する出張が予定されていたので、起床してすぐに体温測ると38.5℃にまで上昇していて、これはまずいと再度抗原検査キットで唾液をとって試薬にかけてもやっぱり「陰性」。

しかし、この体調不良は尋常じゃないと取り敢えず出張は取り止め、出勤も控える事を決め、解熱剤を飲んでしばらくすると36.6℃と平熱に近づいたので安静にしていました。しかし、時間が経つと解熱剤の効果が薄れるのか、再度37.5℃を越えるようになって来て喉の痛みも酷くなってきて苦しい。

2/29、火曜日の朝に、再び38.2℃を記録し、唾を飲み込むのも痛くて悶絶するほどになり病院に行く事に決めた。発熱外来は、事前の予約が必要という事で、自分は声が出せないので奥さんに、都の問い合わせ窓口に連絡して、病院の予約をとってもらい、午後12時20分、一般外来が終わってからの診察という事で、指定の医院で受診しました。

聴診器で胸、背中は問題なし、喉は腫れが酷く、PCR検査をしましょうとなって、差し出された筒状容器に無理やり唾を目盛りまで吐き出し、喉の腫れ止めの院内処方薬だけもらって帰宅しました。検査結果は、翌日昼頃に出るので、それまでは外出禁止、登録した携帯番号に連絡するという事で翌日まで待つ事に。

それからも、解熱剤を飲めば熱は下がるが、喉の痛みは一向に治まらず、苦痛と不調は続き、10時35分に医者から直接電話頂きました。

「残念ながら、陽性です」と、えっ、まさか、抗原検査はくっきり「陰性」と出ていたのにと言っても、何の効果もなく、それからはひたすら、喉の痛みと熱のだるさと多少の頭痛を合わせた苦痛に耐えるしかなく、医院でもらった喉の腫れを治す薬の効果を待つしかありませんでした。医院からの帰り道のドラッグストアで直接喉に振りかける液体薬を買っていたので、それも時々使って喉痛が治まるのを待ちました。

今日は3/03(木)、2/27(日)発症から4日目の昼ですが、体温は36.0℃で熱は下がりました。喉の痛みは残っていますが、飲み込む度に痛みを感じても一時ほどの激痛ではありません。しかし、「陽性」と判明するまでは、普通に家庭内で過ごしていた為、奥さんや、子供が濃厚接触者となってひょっとして感染させたのではないかとそれが一番心配です。
家族は、発熱がないので発熱外来も受診できず、街のPCR検査所は濃厚接触者の検査はできないと断られ、再度都に相談の電話をかけるとPCR検査キットを送ってくれる事に決まって、それを待っています。

陽性判定以来、基本一室に籠もって過ごしていますが、わたしの、病状は既に峠を越えたようで、少しずつではありますが快方に向かっています。今朝もカロナールを服用しましたが、解熱の為より喉の痛みが抑えられればと思っての事です。
おそらく、時間が薬ではないですが、時間経過とともに健康体に戻って行く予感がしています。

しかし、一時は本当に苦しかったです。特に、呑み込む度に発生する切るような喉の激痛、体温の上下動の変化、背中の肩甲骨あたりにずっと感じている悪寒。こうやって、振り返ってみるとこれまで聞いていたオミクロン株の特徴そのものでした。
感染しやすく、重症化はしないが、喉にとどまり強い痛みがあるという特徴そのものでした。

では、どこで感染したか、オミクロン株の感染力は非常に強いと言われています。潜伏期間は、3日程度ということですから、発症日から3日前は、朝8時半に渋谷で仕事があった為電車で移動しました。仕事先でも、濃厚接触となるような場面はなく、仕事を終えて一旦帰宅し、その後自転車で出勤しました。

2/25(金)は、自転車で出勤、午前中はWeb会議のみで、午後来客あり応接で2時間近く懇談しましたが、アクリルシールド越しで皆マスクをしていた為、濃厚接触はありませんでした。

そうやって考えてみると、密となって感染する機会は、24日の自宅から渋谷への往復の電車くらいしか思い付きません。もちろん、電車の窓は換気分は空けられ、いつもマスクはしていましたので、感染を疑うような特定の場面はありませんでしたが、人と1.5m以内に近接するタイミングは、それくらいしか考えられません。

コロナ感染については、軽症で済んでも後遺症に悩まされるとか、いろいろ聞いてきましたのでこれで完全快復するか判りませんが、今のところは復調しそうな感じで、ありがたいと感じています。
病気になった時ほど普段の健康のありがたみを感じる時はないですね。

幸い、重症化せずに済みましたが、基礎疾患があったり、オミクロン以前の肺炎を起こす株だったらもっと大変だっただろうなと容易に想像できます。第六波も、ピークは越えたと言われていますが、自分達のまわりに感染者は増えているようです。感染しない、感染させない、その為にうがいと、手指消毒、マスク、そしてワクチン接種をしっかり受けようと思います。一度感染した人もワクチンを打つことで、その後の感染に対する防御をさらに高めるそうです。
正しく恐れて、正しく対処して、Withコロナの生活に慣れて行きたいですね。