第8回：チケット施設サクセスサミット～in Nagashima～レポート

2024年7月17日（水）に三重県のナガシマリゾート様にて、『第8回チケット施設サクセスサミット～in Nagashima～』を実施いたしましたので、開催の様子をご案内申し上げます。

テーマ

「チケット施設の省人・省力運営の実現」

開催概要

イベント名

チケット施設サクセスサミット

開催日

2024年7月17日（水）

開催時間

施設見学：10:30～13:00

窓口見学会：①11:00～11:40 ②11:30～12:10 ③12:00～12:40

展示会：10:30～13:00

講演会：13:10～16:20

懇親会：16:30～18:30

会場

長島温泉 ホテル花水木　コンベンションホール「花翠の間」​

施設見学（自由見学）

ナガシマスパーランド及び近隣施設

窓口見学会（事前先着申込）

ナガシマスパーランド　メインゲート横 チケット販売窓口​

参加者数

施設・企業数：56社

ご参加者数：103名

主催

株式会社グッドフェローズ

共催

株式会社グッドフェローズJTB

グッドフェローズのチケット施設サクセスサミットとは

サクセスサミットは、施設様や関係企業様との垣根を超えた交流を目的としています。

第7回までのタイトルは「ユーザー会（集客施設情報交換会）」でしたが、今回の第8回から「チケット施設サクセスサミット」と改めさせていただきました。
チケット施設ビジネスに関わる経営者、スタッフの方々にご参集頂き、施設見学・講演会やセッション・懇親会を通して施設事業者間で交流を深め、施設事業の発展を図る会としたい願いから、タイトル名を変更いたしました。

今回の開催テーマは、「チケット施設の省人・省力運営の実現」です。
グッドフェローズでは「Webに寄せて、自動機に寄せて」と数年前から唱えてきましたが、人材不足は全てのチケット施設共通の課題と認識しています。
チケット施設ビジネスの課題解決に少しでもお役立ちできる会となる事を願い開催されました。

サクセスサミットの様子について

施設見学「ナガシマスパーランド 及び近隣施設」

ナガシマリゾート様は遊園地のナガシマスパーランド、ホテル花水木、ガーデンホテルオリーブ、大規模温泉施設「湯あみの島」、ベゴニアガーデン「なばなの里」の他、三井アウトレットパーク「ジャズドリーム長島」、キッズ向け人気キャラクターの施設も併設され、幼児から小中高生、大学生、大人、シルバー含め全世代に大人気の複合レジャー・リゾート施設であり、今年で開業60周年を迎えた歴史ある施設様です。

受付時に参加者の皆さまへ、ナガシマスパーランドへの通行証とナガシマリゾート施設内で利用可能な2000円分の金券をお渡しし、各自自由に施設内を見学していただきました。

雨が心配されましたが、当日は天候に恵まれ青空も見えていました。
インバウンドは欧米のお客様もいましたが、アジア圏のお客様が多い印象を受けました。

窓口見学会
「ナガシマスパーランド　メインゲート横　チケット販売窓口」

窓口見学会はナガシマスパーランド様のご協力の元、講演会前に3回に分けて行われました。​

スペースの都合により人数を限定しての開催となり、先着の事前受付にて開催させていただきました。大変多くのお申込みをいただき、ご希望に添えなかった施設様には、大変申し訳ございませんでした。見学会は、ご参加者様をメインゲート横のチケット販売窓口内部へご案内し、オープン時のオペレーション方法や運用環境、チケット販売に関する運用の特色について、当社のナガシマスパーランド様担当営業より説明させていただきました。

その後、長島観光開発株式会社　林課長にお力添えいただき、参加者の皆さまからのご質問にお答えいたしました。

展示会

​今回の展示は運用や展示会場などの都合によりグッドフェローズのみのとさせていただきました。

​下記のグッドフェローズの新製品をご紹介いたしました。

• マル券くん（マルチ決済対応券売機）
• 顔認証による年間パスポート引換え​
• レストラン用マル券くん（マルチ決済対応券売機）
• 自動釣銭機
• PCゲート
• Webket／チケットHUB
• Web年パス
• ICコーダー連動マル券くん
• スキルアップマスター Based on shouin+

講演会

長島温泉 ホテル花水木　コンベンションホール「花翠の間」​にて実施いたしました。

講演会スケジュール

開会のご挨拶

株式会社グッドフェローズ　代表取締役社長　磯部昌美

第一部　基調講演

基調講演①
株式会社JTB 取締役 常務執行役員 森口浩紀 様
講演タイトル
「JTBが考えるエリアの価値向上に向けた観光DX推進について」

基調講演②
神奈川大学 准教授 佐藤公俊 様
講演タイトル
「レベニューマネジメントの概要と管理技術について」

第二部　施設様トークセッション

テーマ
チケット施設の省人・省力運営の実現

ファシリテーター
大阪国際大学 杉崎聡紀 様

TOP MESSAGE
株式会社グッドフェローズ　磯部昌美

講演会は第一部、第二部に分け、第一部は基調講演を、第二部は施設様トークセッションを行っています。

基調講演①では、株式会社JTB 取締役 常務執行役員 森口浩紀様が地域の観光地整備や運営支援など、宿泊、飲食、レジャー事業などを繋げたエリア開発事業についてとそこに基づく観光DX事業についてなどをお話しくださいました。
基調講演②では、神奈川大学准教授 佐藤公俊様がレベニューマネジメントの概要と管理技術についてをお話しくださいました。

施設様トークセッションでは、大阪国際大学 杉崎聡紀様がファシリテーターを務めてくださり、事前の参加者へのアンケート調査から得たデータも参照しながら「チケット施設の省人・省力運営の実現」をテーマに、トークセッションを行ってくださいました。

TOP MESSAGEでは、当社代表取締役社長　磯部がグッドフェローズのこれからの事業展開についてをお伝えしました。

アンケートの回答やご意見、挙手など参加者の皆様方のご協力もあり、大いに盛り上がりました。

懇親会

講演会会場の隣で16：30から懇親会が行われました。

懇親会は初めに主催者挨拶を株式会社グッドフェローズJTB代表取締役社長執行役員　鮎貝雅代が務め、その後、長島観光開発株式会社専務取締役　戸田豊一様の乾杯の挨拶で開始されました。

今回もあちらこちらで名刺交換が行われ、大変盛況でした。

中締めは当社営業部部長　中島より名古屋へ新営業所設立の報告があり、最後に奥伊吹観光株式会社代表取締役　草野丈太様の締めの挨拶と一本締めで閉会となりました。

講演会について参加者のお声

多くのご意見をいただいた中から、一部を抜粋しています。

基調講演①

株式会社JTB 取締役常務執行役員エリアソリューション事業部長　森口浩紀 様
講演タイトル
「JTBが考えるエリアの価値向上に向けた観光DX推進について」

• 施設単体ではなく、地域全体で集客力を上げる取り組みは必要と感じた。
  インバウンドが回復する反面、労働力不足が深刻化する中でDX推進による業務の効率化は必須であり、大変勉強になりました。
• 私たちの観光地は年々観光客数が乏しくあり、地域の観光業全体の予算やアクセス･拘束時間など、顧客に対する利便性が図れていない事が課題と感じています。
  観光DXに関して、地域全体の課題解決は重要だと感じているものの、まず実現に向けての具体性について課題感を持ちました。とても感慨深い講演ありがとうございます。
• 当施設は、周辺に何もない山の中にあり、周遊バスなども走っていないため、さらに近隣のレジャー施設、温泉施設、観光協会等と協力してエリア開発を進めて地域の人流作りをすることが重要だと感じました。
  ご教示いただいた「旅前・旅中・旅後」のプロモーションなど、広報と戦略を練ってできることから実施したいと思いました。

基調講演②

神奈川大学工学部経営工学科准教授 佐藤公俊 様
講演タイトル
「レベニューマネジメントの概要と管理技術について」

• レベニューマネジメントの基本的な概要についてわかりやすく説明頂き、理解できた。レベニューマネジメント研究の講演は初めて聴講でき良かった。
• ダイナミックプライシングもバリアブルプライシングも顧客からマイナスイメージを持たれることもあるため導入には慎重になるが、経費が高騰している中、一定以上のサービスを保つためには致し方ないと考えています。
  来場者へ理解していただくような発信や、金額に見合うサービス維持が重要だと思う。
• データを活用し適切な価格を繁閑や曜日などによってコントロールすることは、施設だけでなく利用者にも利益があるが、利用者の心理を考えない価格操作はマイナス要素となる事が分かった。

施設様トークセッション

テーマ：「チケット施設の省人・省力運営の実現」

ファシリテーター
レジャーコンダクター®　大阪国際大学国際教養学部国際観光学科講師　杉崎聡紀 様

• 杉崎先生の進行が相手の考えを上手く引き出し、固くなく良いトークセッションだったと思います。
• 可能な範囲で、具体的な問題点・解決策の事例などがあると良いと感じた。
• 当社でも施設の規模に関係なく省人・省力化ができないかと模索しているものの、なかなか思うように進んでいないところが多く、他施設でも共通の難しい問題なのだなと改めて思いました。
• 最後に「人間関係、働きやすさが就職先の魅力である」とご教示いただいたが、今後の人材を採用する観点で働いているスタッフや人材育成する側が魅力的であるかを見直し、働きやすい企業にしたいと感じました。

• 他企業の課題が分かり参考になった。団体予約の処理に関しては課題と感じており是非解決のお手伝いをしていただきたい。

この会の開催にあたり、ご協力企業やパートナー企業の皆様、ご参加いただいた施設関係者の皆様のご協力に深く感謝申し上げます。
次回も意義深い会になるよう準備を進めてまいりますので、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
（株式会社グッドフェローズ、株式会社グッドフェローズJTB社員一同）