第7回:ユーザー会~集客施設情報交換会~レポート

2023.10.25

2023年9月26日(火)に東京・渋谷にて、『第7回ユーザー会~集客施設情報交換会~』を実施いたしましたので、開催の様子をご案内いたします。

テーマ
「ポストコロナ、ChatGPT時代のインバウンド集客戦略とレベニューマネジメント」

開催概要

イベント
ユーザー会~集客施設情報交換会~
日時
2023年9月26日(火)
講演会:13:00~16:30
懇親会:18:00~19:30
会場
講演会:渋谷QWSスクランブルホール​
懇親会:渋谷エクセルホテル東急
施設見学
SHIBUYA SKY
参加者数
施設:企業数106社
ご参加者数:204名
主催
株式会社グッドフェローズ
共催
株式会社グッドフェローズJTB

グッドフェローズのユーザー会(集客施設情報交換会)とは

ユーザー会は、施設様や関係企業様との垣根を超えた交流を目的としています。

全国各地のユーザー様が一堂に会するため、普段なかなか直接お話しする機会の無い施設様とも、講演会や懇親会を通してコミュニケーションを取っていただき、新たな集客戦略や施設様間のコラボレーションが生まれるようになればと願って開催しております。

2014年に第1回ユーザー会を開催してから毎年6月に行っていましたが、コロナ禍により開催することができず、4年ぶりの開催となります。

ユーザー会の様子について

施設見学「SHIBUYA SKY」

SHIBUYA SKYは「展望せよ。渋谷。世界。自分。未来」というコンセプトのもと、2019年11月に誕生した展望施設です。

今回の施設見学はSHIBUYA SKY様のご協力の元、講演会前に2回、講演後に1回の計3回に分けて行われました。
あらかじめ施設見学を希望をしてくださったご参加者様へ受付時にチケットをお渡し、それぞれでSHIBUYA SKY様へご入場いただきました。

チケットに印字されているQRコードを自動ゲートへ読み込んで入場、46階の屋上では東京を360度見渡せる絶景が楽しめます。

イベント当時はとても晴れてきれいな青空の東京を見渡すことができ、ユーザー会参加者の方々も思い思いに楽しまれていました。

インバウンドのお客様がとても多かったのが印象的でした。
SHIBUYA SKY様の室内は景色が楽しめるバーやインスタ映えを意識したオブジェがあり、お土産売り場も充実していました。

講演会

SHIBUYA QWS スクランブルホール​にて実施いたしました。

講演会スケジュール

開会のご挨拶
株式会社グッドフェローズ 代表取締役社長 磯部 昌美
第一部 基調講演

基調講演①
株式会社JTB 代表取締役 社長執行役員  山北 栄二郎 様
講演タイトル
「ツーリズム産業の持続的成長に向けて
~訪日インバウンドマーケットへの取組みとサステナビリティ経営の重要性~」

基調講演②
北海道大学大学院情報科学研究院 情報理工学部門複合情報工学分野 調和系工学研究室 教授 川村 秀憲 様
講演タイトル
「人工知能の未来 ChatGPTの先にまっている世界」

第二部 パネルディスカッション

テーマ
インバウンド集客戦略とレベニューマネジメント

  • 株式会社海遊館 野﨑滋人様
  • 株式会社西武ホールディングス 田中健司様
  • 株式会社Trip.com Japan 江慕華(ROMY)様
  • 日本政府観光局(JNTO) 平野達也様
  • 株式会社野沢温泉 片桐幹雄様

ファシリテーター
株式会社グッドフェローズ 磯部 昌美

今回のユーザー会は企業数が過去最多の106社ご参加くださいました。

講演会は第一部、第二部に分け、第一部は基調講演を、第二部はパネルディスカッションを行っています。
基調講演①では、株式会社JTB 代表取締役社長執行役員 山北栄二郎様がJTBグループの戦略やインバウンドマーケティング、サステナビリティ経営についてなどをお話しくださいました。
基調講演②では、北海道大学教授 川村秀憲様がChatGPTの活用についてをお話しくださいました。

パネルディスカッションでは、当社代表取締役社長 磯部がファシリテーターを務め、「ポストコロナ、ChatGPT時代のインバウンド集客戦略とレベニューマネジメント」をテーマに、5名による座談会形式でご意見を交わしていただきました。

会場にいらしてくださった方々にも挙手や指名でご意見をいただくなど、和やかな雰囲気の中で行われました。

懇親会

渋谷エクセルホテル東急のプラネッツルームにて18時より1時間半にわたり開催されました。

懇親会は渋谷スクランブルスクエア株式会社代表取締役社長 山中淳郎様の乾杯の挨拶で始まりました。

定員200名の会場は移動するのに少し苦労するほど大盛況で、あちらこちらで名刺交換が行われていました。 アンケートにも懇親会の開催時間、1時間30分は短く感じるとコメントが多く上がっていました。

終始、盛り上がった様子で、最後に札幌国際スキー場専務取締役 髙橋隆敏様の締めの挨拶と一本締めで閉会となりました。

講演会について参加者のお声

多くのご意見をいただいた中から、一部を抜粋しています。

基調講演①

株式会社JTB 代表取締役 社長執行役員  山北 栄二郎 様
講演タイトル
「ツーリズム産業の持続的成長に向けて
~訪日インバウンドマーケットへの取組みとサステナビリティ経営の重要性~」

  • 単なる旅行という枠組みではなく、幅広い視点で事業展開をされていると感じました。集客施設でもコロナ禍で内需・外需が劇的に入れ替わる時代に直面しています。インバウンドに対する取り組みも含め参考になりました。
  • インバウンドに限らず、漠然とした対象から個人への移行およびホスピタリティチケットの構成等が鍵になると感じました。
  • 将来を見据えて環境・社会・経済のサスティナビリティに配慮することで、自社のリスクや機会を把握し、長期にわたり安定的に発展するよう、心がけようと思いました。

基調講演②

北海道大学大学院情報科学研究院 情報理工学部門複合情報工学分野 調和系工学研究室 教授 川村 秀憲 様
講演タイトル
「人工知能の未来 ChatGPTの先にまっている世界」

  • ChatGPT始めてみました。
  • 新しい技術ですが、今後集客施設にも関連するであろう要素なので、とても参考になりました。
  • ChatGPTの積極的活用について当社ではすでに話が出ており、手探り状態ではありますが、導入することで業務効率化に繋がるのではと期待しています。講演を聞き、今後のChatGPT運用の重要性を強く感じました。
  • 個人的にフリーを使用していますが、先生のお話を聞いて20ドル支払っても有料版を使用したいといった気持ちになる内容でした。
    業務でマーケティング担当しており、ChatGPTの利用例を拝見して、活用できるのではと非常に面白く感じました。
    そして、将来的には人間にしかできない多様性が武器になるといった言葉も身に染みました。

パネルディスカッション

テーマ:「ポストコロナ、ChatGPT時代のインバウンド集客戦略とレベニューマネジメント」

  • 施設毎のインバウンドへのアプローチの違い、勉強になった。
  • インバウンドへショートトリップを提案することでの予約枠の調整や、日本人リピート顧客への対応等学ぶべきお話がお伺い、有意義な時間でした。
  • 高価格帯のチケットが有効である事が興味深い。
    インバウンド富裕層への取組、プライシングなどもう少し詳しく聞きたい内容だった。
  • 電子化(DX)が進む中、なかなか消費者の思うようなオペレーションの実現は難しい現状があります。
    さらに、新しいマーケティング戦略をグローバルに考えなければ、今後取り残されていく可能性があるという危機感を感じました。
    大変参考になりました。

開催にあたりまして、ご協賛企業・パートナー企業の皆様、ご参加いただいた施設関係者の皆様のご協力あっての会だと思っております。
また次回も有意義な会となりますよう準備を進めると共に、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
(株式会社グッドフェローズ、株式会社グッドフェローズJTB社員一同)