【導入事例】函館山ロープウェイ様「券作くん、マル券くん、ゲートシステムの導入」

2024.05.27

函館山ロープウェイ様は、2023年11月よりグッドフェローズのチケット発券システム「券作くん」、マルチペイメント自動券売機「マル券くん」、ゲートシステムなどをご活用いただいております。
今回、導入経緯や活用方法についてお話を伺いました。

函館山ロープウェイ
函館山ロープウェイは、フランスのポマガルスキー社と安全索道株式会社との技術提携により生まれたテクノロジーと、大阪車輌工業株式会社製の大型ゴンドラを導入した、125人乗りのロープウェイです。トップスピードは秒速7m、海抜334mの山頂まで約3分で到着いたします。
函館湾と津軽海峡に挟まれたシルエットに沿って広がるエキゾチックな光の美しさは世界一の夜景と自負しております。

函館山ロープウェイ様
導入事例インタビュー

函館山ロープウェイ株式会社 索道サービス部

左上から右下順
課長 水田洋子様(統括サブリーダー)
主任 早坂友里様(窓口システム担当)
主任 対馬静香様(窓口システム担当)
係長 洞内加奈代様(窓口システムリーダー)
主任 三谷裕紀様(券売機システムリーダー)
部長 杉田圭夫様(統括リーダー)
課長 武藤英司様(改札システムリーダー)

チケット発券システム導入までの経緯

杉田様(統括リーダー):
既存のチケット発券システムが使用可能期間を超えたため、新しいシステムに切り替えることになりました。弊社の事業展開に適したチケット発券システムを調査していく中で、弊社のバックアップを担当しているエスイーシー社からの勧めもあり、グッドフェローズ社のチケット発券システムが候補に挙がりました。

グッドフェローズ社は全国展開をしており、約350施設の導入実績があります。
エスイーシー社からの今後のチケッティングを主導する会社との連携を、自信を持ってお勧めするといった言葉に後押しされ、本格的に検討を始めました。

チケット販売のチャネルが広く、実績もあることが決定要因となりました。
また、弊社の将来の5年、10年後の事業展開を考慮し、グッドフェローズ社と共に進展していくことを決定しました。

チケット発券システム導入後の効果

窓口チケット販売システム「券作くん」

洞内様(窓口システムリーダー):
はじめに、今まで使用していたチケット販売システムと、新しく導入されるグッドフェローズ社のチケット販売システム「券作くん」との違いをすり合わせました。
以前の販売チケットシステムと大差なく作り込むことができ、使い勝手も良いと感じました。

また、以前では販売できなかった商品が販売できるようになり、利便性が向上しました。

システムの操作にはまだ慣れていない部分がありますが、これから学習して使いこなせるようになりたいたいと考えています。

早坂様(窓口システム担当):
自分たちで券種登録やボタンの配置など、1から作り上げないといけないため、最初はハードルが高く思えました。
それを乗り越えて販売をスタートし、以前ではできなかったセット券などを取り扱うことができるようになりました。
自分たちでカスタマイズして運用できるという点が、大きなメリットだと感じています。

例えば、以前はロープウェイ乗車券とランチ券のセット券(コンボ券)がありましたが、窓口販売のみで、ランチ券は手作りのラミネートされたチケットをお渡ししていました。また、ランチ券の使用後に回収作業も発生していました。

現在は自分たちで登録し、作成した乗車券とランチ券のセット券を窓口「券作くん」と自動券売機「マル券くん」で販売しています。
乗車券と一緒にランチ券も発券され、お客様にお渡しするので、ランチ券のラミネート作業や回収作業がなくなりました。

また、集計や精算についても、以前は利用数を手動で数え、システムに手入力を行っていましたが、現在は自動で集計され、ロープウェイとレストランの収益を自動的に振り分け、帳票に記載されます。この変更により、運営がスムーズに行えるようになったと感じています。

マルチペイメント自動券売機「マル券くん」

三谷様(券売機システムリーダー):
以前から自動券売機は設置されていましたが、古いハードウェアや支払い方法の制限など、お客様には不便を感じさせる点がありました。

今回導入した自動券売機「マル券くん」では、お客様の購入体験がほぼストレスなく、直感的に行えるようになりました。購入スピードも向上したように感じます。

まだ検討すべき運用課題は残っていますが、今後もグッドフェローズ社と連携し、課題の解決に取り組んでいきたいと考えています。

ゲートシステム連携

武藤様(改札システムリーダー):
以前は、山麓駅と山頂駅にそれぞれ改札がありましたが、山頂駅には物理的なゲートの設置場所がなかったため、下りの着券改札は山麓駅で行われていました。つまり、ロープウェイを降りた場所で着券する仕組みでした。

新システムの導入に際し、ロープウェイに乗る前に改札を通過して着券する仕組みを構築しました。
物理的なゲートを設置せずにハンディゲートを利用することで、着券のオペレーションが可能となりました。

通常時には問題なく運用できていますが、ロープウェイには3分間で最大125人が乗車できるため、繁忙時の改札ゲートでの着券にはさらなるスピードが求められます。この課題をどう克服するかが今後の課題となります。

今後について

水田様(統括サブリーダー)
グッドフェローズ社のシステム導入により、お客様の利便性が向上したと感じています。
券売機も、チケットの取り忘れなどの課題はありますが、販売がスムーズに行えるようになりました。

また、他社とのコラボチケット販売も、自社でデザインを変更できることから、作り込みのメリットを享受できます。

グッドフェローズ社とエスイーシー社、そして弊社の3社でしっかりと協議を行い、より良い運用を目指していきたいと考えています。
今後ともよろしくお願いいたします。

とても和気あいあいとされたメンバーで、グッドフェローズもその一員に加われるよう、今後ともぜひ運営のお手伝いをできればと思いました。
このたびは、ご協力ありがとうございました。

導入システムについて

券作くん
スキー場、遊園地、水族館など、集客施設様の入場券や利用券を間単に発行できる窓口発券POSのパッケージシステムです。様々なチケット施設様の運用に対応できる汎用性も備えております。
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マル券くん
マルチペイメント自動券売機
キャッシュレス決済対応のタッチパネル式券売機です。「券作くん」とデータ連動しているので、チケットの登録や販売実績の集計が楽に行えます。
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GFのシステム連携
チケットの事前販売から入場、退場、売上の一元管理まで、集客施設様の営業管理業務をカバーすることが可能です。
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