【導入事例】丸沼高原スキー場様 「『券作くん』『マル券くん』導入」

2023.04.03

丸沼高原スキー場様では、2020-2021年のシーズンより「券作くん」を、2022-2023年のシーズンより「マル券くん(レストラン機能)」をご利用いただいております。
今回は、「券作くん」と「マル券くん(レストラン機能)」を活用した運営についてお話を伺いました。

丸沼高原スキー場
群馬県丸沼高原スキー場は、関東随一の雪質と豊富なコースが特徴です。
日光白根山ロープウェイで標高2000mへ一気にアクセスでき、レベルに応じた全22コース、最長滑走距離約4kmのロングコースでスキー、スノーボードが楽しめます。

丸沼高原スキー場様
導入事例インタビュー

日本製紙総合開発株式会社 丸沼高原事業部
管理部 部長 速水 健一 様
千明 靖久 様
星 秀彦 様

導入前の課題

まず、最近の人材不足の問題があります。
レジ対応(リフト券販売窓口受付とレストラン会計のオペレーション)は、スキルを会得するまでにある程度の教育期間が必要となります。
人材の確保が難しくなっている今、リフト券販売をよりスムーズに行えるPOSレジへの導入と、レストランのレジ対応を券売機の導入でカバーできれば、非常に有効だろうと考えました。

導入の経緯

「券作くん」の導入経緯

当時、ICカードのリフト券販売はすでに行っていたのですが、ICカード発券機とPOSレジシステムとの連携がなく、スムーズな運用ができていませんでした。

グッドフェローズ社のチケット販売管理&営業支援POSシステム「券作くん」ならその連携ができると聞き、導入が決まりました。

「マル券くん」の導入経緯

実際に自動券売機が導入されている現場を色々と見て回りました。
その中で、近くのたんばらスキーパーク様で導入されている券売機が候補に上がりました。それがグッドフェローズ社のマルチペイメント券売機「マル券くん」でした。

また、「券作くん」が「マル券くん」と連携できるというのも選定の大きな要因でした。
券売機とレジが別々のメーカーだと精算がそれぞれになり、連携が難しくなります。

「券作くん」は食事券付きのチケット(リフト券)を販売することも可能で、売上データの一括管理もできるということで、将来性、汎用性があると感じました。
総合的に判断し、レストラン用券売機として「マル券くん」の導入を決めました。

導入の効果

「券作くん」の導入効果

リフト券販売の窓口として、チケット売り場、カウンター、インフォメーションの3か所それぞれに2台ずつ、計6台の「券作くん」が稼働しています。
「券作くん」は操作もすぐ覚えられますし、違和感なく使えています。

QR決済対応も行っています。
今の時代、QR決済で支払われるお客様は多いですし、現金でのお支払いより早く対応できます。

POSレジ機能とICカード発券機能が連携しているため、お客様対応と精算業務がよりスムーズになりました。

リフト券販売では、以前はICカード発券機の台数が少なかったこともあり、混雑のピーク時は30分以上、酷い時は1時間近くお客様をお待たせしてしまうこともありましたが、今では並んでも15分位までに改善されました。以前の6割ほどのスピードで決済ができているように感じます。

精算業務では、POSレジとICカード発券機が別々だと発券と売上金額が合わないことも少なくなかったのですが、今ではレジ締め時の精算が合わないということが非常に減り、とても分かりやすくなったと感じます。

「マル券くん」の導入効果

マル券くんでは、リフト券の販売ではなく、レストランで食券を販売しています。
現在はセンターステーション、ゲレンデのレストランにそれぞれ2台、山頂レストランに1台、計5台が稼働しています。

以前、センターステーション内のレストランは、食事を受け取り、最後に有人のPOSレジで会計をしていただく形でした。
「マル券くん」の導入にあたり、マル券くんで購入した食券をカウンターへ出し、食事を受け取る方式に変更、有人のPOSレジは必要なくなりました。

一方、方式が変わったことで問題点が浮き彫りになった部分もあります。
レストランの混雑時には券売機に行列ができ、料理を提供するカウンターは空いている状態になってしまいます。
メニューの選定から食券の購入、決済までを、少しでもスムーズに行っていただけるように改善したいと考えており、あらかじめ大きなメニュー表示を券売機の側に置くとか、券売機のメニュー画面をシンプルにして目的の商品に辿り着きやすくするなど、試行錯誤しています。
その他にも、購入時間が1秒でも2秒でも短縮できる方法を、グッドフェローズ社の営業担当者に相談させていただいています。

今後の方針について

グッドフェローズ社のWebチケットストア「Webket」でのリフト券販売が決定しています。
Webでリフト券を販売することで、窓口受付がよりスムーズになり、省人化に繋がるのではないかと期待しています。

「マル券くん」に関しては、できる限り1人当たりの購入時間を短縮させ、よりスムーズに購入していただける仕組みを考えていきたいと思っています。
今考えているのは、ロック画面や購入ページのトップ画面におすすめメニューを写真付きで載せ、より多くおすすめ商品を買っていただく仕組みです。できればシーズン中に行ってみたいと考えています。

また、夏のグリーンシーズンには、日光白根山ロープウェイの乗車券(片道、往復)を販売していますが、昨年までは有人の売り場を設けていました。
今年はスキーシーズンにレストランで使用している「マル券くん」3台を売り場に持ってきて、乗車券を「マル券くん」で販売する予定です。

割引券についても、割引券にQRコードを載せて「マル券くん」で対応できるようにすれば、有人窓口での乗車券販売は、ほぼ必要なくなると考えています。
団体のお客様もいらっしゃいますので有人の受付窓口は設けますが、一般のお客様に「マル券くん」で乗車券を購入していただければ、人材不足を補えます。

来シーズンはレストランに「マル券くん」を1台追加予定です。
グッドフェローズ社とも、今後も改善策を相談していきたいと考えています。

マル券くんの「レストラン機能」の導入は、丸沼高原スキー場様が初となります。
今後も一緒に改善策について考えることができればと思います。
このたびは、ご協力ありがとうございました。

導入システムについて

グッドフェローズのシステム連携
チケットの事前販売から入場、退場、売上の一元管理まで、集客施設様の営業管理業務をカバーすることが可能です。
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券作くん
スキー場、遊園地、水族館など、集客施設様の入場券や利用券を間単に発行できる窓口発券POSのパッケージシステムです。様々なチケット施設様の運用に対応できる汎用性も備えております。
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マル券くん
マルチペイメント自動券売機
キャッシュレス決済対応のタッチパネル式券売機です。「券作くん」とデータ連動しているので、チケットの登録や販売実績の集計が楽に行えます。
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※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブ様の登録商標です