【導入事例】東武動物公園様 「『券作くん』導入」

2023.01.19

東武動物公園様では、グッドフェローズの「券作くん」「RE・SO・NET」「YOYAQueen」をご活用いただいております。
今回は、「券作くん」を活用した運営についてお話を伺いました。

東武動物公園
東武動物公園は、動物園と遊園地のほか、「東武スーパープール」、花と植物のエリア「ハートフルガーデン」を併設し、複数の魅力が融合したハイブリッド・レジャーランドです。
動物園には、人気のホワイトタイガーをはじめ約120種・1200頭の動物が生息し、遊園地エリアでは「新滑空水上コースターカワセミ」など約30種類のアトラクションをお楽しみいただけます。

東武動物公園様
導入事例インタビュー

東武レジャー企画株式会社
業務部 課長
熊谷 英樹 様

1996年に当園に入社。動物園事業部にて飼育係として様々な動物の飼育と飼育施設の開発に携わりました。2011年に遊園地事業部で現場オペレーションと新たなエリア開発を担当、2016年に動物園事業部を経た後、2018年から業務部にて主にゲート運営の担当を行っています。

導入前の課題

当園で初めて発券システムを導入したのは15年ほど前で、今回券作くんを導入するまでは他社のシステムを使用していました。

東武動物公園はチケットの種類がとても多く、様々な媒体で発売、発行しています。多種多様なチケットは、全て合わせて100種類ほどありますが、その中には助成金が付いて売掛金が発生するなどの特殊なチケットもあります。
そのため、今まで使用していたシステムでは独自にカスタマイズを行って対応していましたが、パソコンが主体のため、OSのバージョン更新に対応しなければならないなどの問題がありました。
また、キャッシュレス決済が多様化し加速する中で、対応が遅れている問題もありました。

そしてもう一つの問題が人手不足です。
コロナの影響もあるのですが、省力化、省人化が大きなテーマでした。

導入の経緯

当園では5年ごとに設備の更新を行っています。当時使用していたシステムより便利なものはないかと検討する中で、複数の企業にこちらの条件を提示し、ご提案をいただきましたが、その中でグッドフェローズ社の「券作くん」を選びました。

システムの導入に際し、まず、POSレジでの売上や入園者の状況について翌日に報告を行うため、集計機能が大事だと考えていました。多種多様なチケットがある当園では、一般的なPOSレジでは対応できません。
さらに、入園券の発行となるとレジャー施設特有のシステムでなければなりませんが、そのようなシステムを販売している企業というのはそう多くはありません。

また、システムをご提案いただいた時期はコロナ禍になる前で、インバウンドやキャッシュレス化が盛んになり、二次元コードが色々な場所で使用され始めていました。

これらの問題を解決するノウハウをグッドフェローズ社が一番持たれていましたし、パッケージ販売のシステムなので、パソコンのOS更新への対応も可能だろうと考えました。
また、インバウンド、キャッシュレス、二次元コードにも対応していて、将来性を感じました。

さらに、長年レジャー施設のチケッティングシステムを取り扱っているため、もともとのパッケージに欲しい機能がほぼ備わっており、レジャー施設の業務や運用について理解してくださるので、信頼できました。そういった実績が、グッドフェローズ社を選ぶ一番の理由だったと思います。

導入後の効果

チケット販売管理&営業支援システム「券作くん」

「券作くん」には、以前のシステムにはなかったQRコード・バーコードリーダーが備え付けられています。

当園には契約会社の割引など特殊なチケットを多く取り扱っており、中には発行がそれほどない割引チケットをお持ちのお客様が窓口にいらっしゃる事もあります。 以前のシステムでは、販売システム画面で目的のチケットボタンをいくつもあるページから探したり、検索をかけて探したりしても、なかなか見つからないこともありました。
主要なチケットでも、いちいちページから探すのが面倒でした。

しかし、「券作くん」はチケットのQRコード・バーコードを読み取るだけで目当てのチケットが画面に表示され、作業スピードも速くなって重宝しています。
チケットにはQRコード・バーコードの印字がないものがあるため、その場合はチケットのコード一覧を作成し活用しています。

新人のアルバイト、特に学生アルバイトにとって窓口でのチケット販売はハードルが高い業務なのですが、QRコード・バーコードを読み取ったらチケット枚数を入力するだけ、といったシンプルな作業なので、お任せできるようになったこともありがたかったです。

そして、「券作くん」は動作がとても軽い印象です。画面のデザインは懐かしいというかシンプルな感じですが、使用するのはお客様ではなく我々なので、何よりスピーディで使い易いのが一番です。

団体予約管理システム「YOYAQueen」

レジャー施設の運用を多く経験されているので、通常よく使われる機能がもともと入っていると感じましたが、我々がカスタマイズされた以前のシステムに慣れてしまっていたこともあり、いくつか不都合もありました。

例えば団体受付の手順やリベートの処理などは、カスタマイズされた以前のシステムでのやり方から抜け出せなくなっており、当園では券作くんの機能もあわせて運用を変更しました。今ではむしろ、それがきっかけになってやり方を見直すことができて良かったと考えています。
グッドフェローズ社からも、「どうしても困った場合はカスタマイズもできる」といった話もいただきましたし、様々なアドバイスもいただいて、「券作くん」や「YOYAQueen」の機能を使いこなし、以前のやり方にどう近づけるか、「YOYAQueen」のいい機能をどう使うかといったマッチングを行いました。

統合売上管理システム「RE・SO・NET」

当園の集計はゲートが2か所あることも含め、集計方法が特殊です。
この部分も以前はカスタマイズしていましたので、見直すこととなりました。

今は「RE・SO・NET」で集計し、CSVを出力して園内の売上集計と統合しています。

今後の方針

東武動物公園では当社だけでなく、東武食品さんをはじめ、複数のテナントさんも、一日の当園の売上として集計しています。
そのため、集計業務がいかに上手く簡単にできるかが、ひとつのテーマになっています。
しかし、例えば東武食品さんでは当社とは違うPOSシステムを使用していますし、テナントさんも使うPOSはバラバラです。まずは費用も含め、集計のしやすさや省力化が課題だと思っています。

また、グッドフェローズ社のシステムは通信を使用するため通信状態の安定が不可欠であり、そういった園内の通信インフラ整備も今後の課題になります。

今後、だんだんとデジタル化が進む中、「チケットHUB」にはとても期待しています。
インバウンドに関してもこれから力を入れていきたい考えです。

東武動物公園様は運用の課題に対してとても前向きに取り組んでいるように見受けられました。
今後はグッドフェローズもその課題解決に対してのお手伝いができればと考えています。
このたびは、ご協力ありがとうございました。

導入システムについて

グッドフェローズのシステム連携
チケットの事前販売から入場、退場、売上の一元管理まで、集客施設様の営業管理業務をカバーすることが可能です。
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券作くん
スキー場、遊園地、水族館など、集客施設様の入場券や利用券を間単に発行できる窓口発券POSのパッケージシステムです。様々なチケット施設様の運用に対応できる汎用性も備えております。
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チケットHUB®
様々なチケット施設様と各種トラベルエージェント等オムニチャネルを繋げたチケット流通プラットフォームです。
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RE・SO・NET[リゾネット]
施設内の売上や入場人数など簡単に集計、出力できる、統合管理システムです。
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YOYAQueen[ヨヤクイーン]
予約受付業務を一元管理できる、団体予約管理システムです。
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