【導入事例】横浜・八景島シーパラダイス様「マル券くん(リストバンド型チケット外付けプリンター)の導入」

2023.10.30

横浜・八景島シーパラダイス様では、長年グッドフェローズのシステムをご活用いただいておりますが、新たにマルチペイメント自動券売機「マル券くん」を2022年4月にご導入いただき、さらに「マル券くん」に対しリストバンド型チケットの外付けプリンターを2023年4月に導入いただいております。
今回、導入経緯や活用方法についてお話を伺いました。

横浜・八景島シーパラダイス
横浜・八景島シーパラダイスは、テーマが異なる4つの水族館をはじめ、アトラクション、レストラン、ショップ、ホテルなどが併設した複合型レジャー施設です。

「マル券くん(リストバンド型チケット外付けプリンター)」導入事例インタビュー

株式会社 横浜八景島 松川 真弓 様

2017年に株式会社横浜八景島へ入社。
横浜・八景島シーパラダイス内のチケット売場にてチケット販売やシーパラプレミアムパス(年間パスポート)の運営を担当。

「マル券くん」導入前の問題・課題

八景島は入場無料でお散歩などをお楽しみいただけますが、水族館やアトラクションをご利用される際はチケットが必要になります。

当日券の購入だけでなく、前売り券を購入したお客さまであっても、チケット売り場で当日券に引き換えていただく必要があり、チケット売場の混雑が課題でした。

課題の解決のために、当日券を購入されるお客さまへは券売機のご利用をご案内しておりましたが、以前導入していた券売機は一部券種のみの取り扱いで尚且つ現金支払いのみだったため、あまり券売機をご利用いただけないという問題がありました。

というのも当施設の基本券種は、「アクアリゾーツパス(水族館チケット)」、「プレジャーランドパス(アトラクションフリーパス)」「ワンデーパス(アクアリゾーツパス+プレジャーランドパス)」の3種類あり、アクアリゾーツパスは紙のチケットですが、他2券種はリストバンド型のチケットであるため別々のプリンターが必要でした。
そのため、1つのプリンターしか搭載できなかった以前の券売機では、アクアリゾーツパスのみを販売しておりました。

チケットの割引対応も券売機ではできなかったため、券売機をご利用されるお客さまは限られてしまい、繁忙期においては有人窓口が大変混雑しておりました。

「マル券くん」導入の経緯

混雑緩和に関する課題解決のため、段階的な取り組みを行いました。
まず、券売機のキャッシュレス決済への対応、その後、券売機でリストバンド型チケットを販売することを目指しました。

当施設では、グッドフェローズ社のチケット販売システム「券作くん」をすでに導入していたため、マルチペイメント自動券売機「マル券くん」の存在は知っていました。

そのため、キャッシュレス決済が可能な「マル券くん」がすぐに候補に上がりました。

次の課題である券売機でのリストバンド型のチケット販売について、グッドフェローズ社の担当と確認したところ、リストバンド型チケットプリンターは外付けすれば対応できるのではと提案いただき、「マル券くん」の導入にいたりました。

「マル券くん」導入の効果

「マル券くん」の導入によりキャッシュレス対応が可能となり、当日券の購入における券売機利用率は全体の約21%となりました。その後、リストバンド型のチケットの販売を開始した結果、更に10%ほど増加し、現在では約31%のお客さまが「マル券くん」を利用しており、有人窓口の混雑緩和に繋がっています。

アナウンスがお客さまに伝わりやすくなった

これまで券売機のご利用を促すために「アクアリゾーツパスを定価で現金でご購入されるお客さまは券売機をご利用ください。」と案内をしておりましたが、お客さまもアナウンス内容が複雑で聞き取れないといった状態でした。

今は、「当日券を定価でご購入の場合は券売機へ」とシンプルな案内になったため、お客さまが1回のアナウンスで移動してくださるようになりました。

増えるインバウンドの対応

海外のお客さまが増えており、さまざまな国のお客さまがいらっしゃいます。
当施設でも多言語対応を行っていますが、「マル券くん」も英語、中国語(繫体字、簡体字)に対応しているので、海外のお客さまは有人窓口での対応よりも、「マル券くん」に記載されているチケットの説明を見ていただいた方が理解しやすいといった場合が多くあります。

チケットの登録方法が便利に

チケット登録がパソコンでできるというだけでなく、例えばチケットの販売を停止したい場合、パソコン上で操作ができるというのが「マル券くん」の凄いところです。

また、一部特定日には夕方4時から通常のチケットよりお得な「ナイトパス」を販売しますが、それらも時間設定をしておけば自動で販売チケット券種が切り替わります。

以前は販売停止や券種切り替えは、表に出て手動で切り替えなければいけなかったので、負担が軽減されました。

バンドチケットの外付けプリンターについて

外付けプリンターの導入前、リストバンド型チケットのロール紙の紙切れを懸念していました。
「マル券くん」は2つのロール紙をセットできるので、1つのロール紙が無くなっても営業中にロール紙が切れる心配はありませんでしたが、リストバンド型チケットの外付けプリンターは1つしかロール紙をセットできません。
お客さまが購入している最中に無くなった場合などを恐れて、アラートのタイミングなどを気にしていました。

しかし、外付けであることで視覚的に減り具合も確認できるので、ロール紙が小さくなったと思ったら新しいロール紙に変えることができ、問題はありませんでした。

今後の方針

「マル券くん」の導入によって混雑がかなり緩和されましたが、まだ解決すべき課題が残っています。 その一つが割引チケットを有人窓口以外で販売するという課題です。
現在、一部の割引だけでも「マル券くん」で対応できないかをグッドフェローズ社に相談しています。

更なるチケット売場の混雑緩和とサービス向上を目指しています。

マル券くんの外付けのプリンタの導入はグッドフェローズとしても初の試みでした。
今後とも施設様と一緒に問題を解決していけたらと考えています。
このたびは、ご協力ありがとうございました。

導入システムについて

マル券くん
マルチペイメント自動券売機
キャッシュレス決済対応のタッチパネル式券売機です。「券作くん」とデータ連動しているので、チケットの登録や販売実績の集計が楽に行えます。
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GFのシステム連携
チケットの事前販売から入場、退場、売上の一元管理まで、集客施設様の営業管理業務をカバーすることが可能です。
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